ハーブ療法  Herbal therapy

1.ハーブの薬効成分を体に取込む
2.ハーブ療法について
3.ハーブの副作用について
4.ハーブの安全な使用について

1.ハーブの薬効成分を体に取込むことをいいますが、症状によっていくつかのやり方があります。

●ハーブティー
ハーブ療法の中で、一番ポピュラーに使われているのがハーブティーです。ハーブの有効成分は、ハーブティーの立ちこめる蒸気(芳香効果)によって、その微量の芳香成分が鼻から入り、脳に入り穏やかなアロマセラピー効果と飲用による薬理効果があります。また、溶けだした水溶成分にはタンニンやフラボノイド、ビタミン、ミネラル類が多く含まれアロマセラピーで使用する精油だけでは活用できない成分まで体内に取込むことが出来ます。

 ・ブレンドのこつ

ブレンドは、症状に合せてのブレンドをしていくことだけではなく、味や香りを豊かにすることも大切です。
ハーブは単独で使用するより、ブレンドして使うと相乗効果が高まります。
症状にあわせてブレンドした場合飲みにくなることがあるので、ジャーマンカモミールやミント、レモングラス、ハイビスカス等のハーブをブレンドすると飲みやすくなります。 

 ・入れ方のこつ

ティースプーンで山盛り1杯が1人前の目安です。
入れ方は基本的に紅茶と同じと考えます。
蒸らす時間(抽出時間)は最低でも3分は必要です。
時間をおけばそれだけ成分も濃くなりますが、苦くなったり渋くなったり飲みにくくなる場合があるので調節しましょう。

 ・飲み方のこつ

飲みにくい時はハチミツを垂らしてもいいでしょう。
アイスハーブティーや果汁100%のジュースにブレンドもできます。
<りんごジュース&ペパーミント〜頭痛などに〜>
100%りんごジュース7割にミントティー(冷たいハーブティー)3割を加えます。
●美容でハーブ(パック・ローション・軟膏)による利用 

ハーブの抗菌作用や収斂作用を利用して主に皮膚の活性化を促します。また肌が弱い方やそれぞれの症状にあわせたお肌のケアに有効なパックや化粧水を作ることができます。

ハーブの抗菌作用や収斂作用を用いて、パックやローションをつくることは自分の症状に合わせてスキンケアができ、安心で安全なケアができます。多くの場合はみつろう(ミツバチの巣から採取したロウで皮膚を柔らかくしてくれる作用がある)やカカオバター(カカオの種が原料の油脂で肌によくなじみ保湿効果もある)、モンモリオナイト(下記説明あり)を基材としハーブを混ぜ、目的に応じてリップやクリーム、パックを作ります。 

モンモリオナイトのパック
ハーブの水溶性有効成分を熱湯で抽出し、パック用の基材に混ぜて、気になる部分をパックします。肌のしみやくすみを取るのに効果があります。

☆くすみと美白のパック

マルベリー・・・7g
ヒース・・・3g
モンモリオナイト・・・10g
精製水・・・50ml
@沸騰した精製水にヒースを入れふたをして30分おき、浸出液を作ります。
Aマルベリーはミキサーにかけ、更に茶こしでこします。
B目の周辺と口の周りを避け顔全体にパックし乾いたらお湯で流します。

モンモリオナイト
陶土の一種でケイ酸とアルミ二ウムを大量に含み吸収力、吸着力、被覆力があり、汚れを吸収しくすみをとります。
●吸入

ハーブに熱湯を注ぎ芳香させます。気分が落込みがちな時にハーブの芳香成分を鼻から取り入れます。鼻から入った芳香成分は、呼吸器から肺に入り血液中に溶け込んで体に作用し、また鼻から脳に伝わり神経系に作用します。お部屋全体に芳香させ空気浄化にも利用します。
芳香浴は、ハーブの芳香成分を空気中に揮発させることによって、環境に作用させお部屋(環境)の空気を浄化したり、蒸気を吸い込むことでハーブの芳香作用と蒸気そのものの効果で粘膜を保護し2つの相乗効果が各症状に作用します。フェイシャルケアにも有効で、芳香成分を含んだ蒸気が直接お肌に作用します。

 ・芳香浴
洗面器やボールなどに入れたドライハーブに、熱湯を注ぎハーブの芳香成分をお部屋に芳香させます。
ユーカリやペパーミントなどの殺菌作用のあるハーブを使えばお部屋の空気浄化に効果的です。また、蒸気によって湿度も確保でき乾燥したお部屋に最適です。

風邪の予防に
花粉症の予防に
様々な症状の原因となるダニやホコリ、細菌の繁殖を防ぎます

 ・フェイシャルスチーム
主にお肌の美容目的で使われるフェイシャルスチームは芳香成分を含んだ蒸気が直接お肌に作用し、お肌のトラブルを改善します。

洗面器にハーブを入れ熱湯を注ぎます。
バスタオルを頭に被り洗面器に顔を近づけます。
目を閉じゆっくりと蒸気を吸い込みます。
ニキビ・荒れたお肌に
冬のお肌の乾燥に

 ・蒸気吸入
洗面器にハーブを入れて熱湯を注ぎ顔を近づけ、ゆっくりと深呼吸します。
蒸気吸入は普通はアロマセラピーのエッセンシャルオイルを使用しますが、ハーブは刺激が少ないのでお子さんやお年寄りにも安心です。

風邪やインフルエンザ、花粉症の鼻水・鼻詰まりの緩和に
呼吸器のトラブルに
●お風呂で有効なハーブ
ハーブの薬用成分を肌から取り入れることができ、蒸気によって穏やかなアロマセラピー効果ができるのがハーブバスです。手軽にできる手浴や足浴でも十分な効果があります。
ハーブの薬用成分を肌から取り入れることができ、蒸気によって穏やかなアロマセラピー効果ができるのがハーブバスです。手軽にできる手浴や、足浴でも十分な効果があります。

●ハーバルバスの作り方●
ハーブを煮出してエキスを抽出して入浴剤をつくる方法と、お茶のパックなどにハーブを詰めて使用する方法があります。
手浴や足浴など洗面器を使う場合はそのままハーブを入れてしまってもいいでしょう。

 ・全身浴
 リラックス効果を期待するならぬる目のお湯が効果的です。 人間の体は自律神経によってコントロールされ、昼間は交感神経が活発に働くので活動的になり夜は副交感神経の働きによって鎮静され、また消化機能などの働きを促します。
 ゆったりとリラックスしたいなら副交感神経の働くぬる目のお湯につかるようにします。(38度くらい)
反対に交感神経は厚いお湯(48度以上)によって刺激をうけるので朝風呂にむいています。 
 ・手浴
 洗面器にお湯を注ぐだけで簡単にでき、上がる蒸気でアロマ効果も得られます。また、患部だけではなく全身の緊張も和らげます。
 ・足浴
 入浴できない時でも、全身浴と同じ程度に血液循環を促す効果があり、心臓にも負担をかけません
●抽出
ハーブの薬効成分を植物油やアルコールなどで抽出させ、マッサージや外傷、服用使います。ウォッカやワインにハーブを漬け込むハーブ酒は治療用の薬酒として造られてきました。これらの抽出方法はハーブの油溶性成分が引き出せ、長期保存が可能です。


 1つのハーブにはいくつもの有効成分が含まれています。主に水溶性有効成分(アルカロイド・タンニン・有機酸・粘液室・サポニン・ビタミンC等)と油溶性有効成分(精油・脂肪酸・カロチン・ビタミンE)に分けられます。

ウォッカやワインでの抽出はハーブの油溶性成分が引き出せ長期保存が可能です。また、水溶性にとける水溶成分を抽出するには沸騰したお湯や水を使います。

 ・抽出液
沸騰したお湯でハーブの有効成分を抽出する方法はハーブ療法の基本の1つであり、抽出液を作っておけば色々な場面で応用できます。

腰の痛み
生理痛
目の疲れ
<ジャーマンカモミールの抽出液〜腰の痛みに〜>
作り方
ジャーマンカモミールドライ・・・15g
熱湯・・・400ml
沸騰したお湯にハーブを入れ10分間蓋をして抽出液をつくる
ザルでこし抽出液にガーゼを浸し、軽く絞ったら患部に塗布する
・人肌にさめたところにビネガー(りんご酢)を10%入れるとリンスとしても使えます。
・冷えた抽出液にガーゼを浸し軽く絞って目の上にのせると疲れ目を癒します。

 ・浸出油
ハーブの有効成分を植物油で抽出しものを浸出油といいます。

傷に
荒れたお肌のケアに
かかとのヒビ割れに
<カレンデュラの浸出油〜しもやけ・あかぎれ・ひびに〜>
作り方

カレンデュラ ドライ・・・15g
マカデミアナッツオイル・・・90ml
小麦胚芽オイル・・・15ml(酸化防止作用)
カレンデュラの花びらだけをビンに8分目まで入れマデミアナッツオイルと小麦胚芽オイルを加えよく混ぜる
日の当たる場所で保管し2週間たったらガーゼなどでこす
2をジャムビンに戻し残りのカレンデュラの花びらを入れる
更に当たる場所に置き2週間たったらガーゼでこす
気になるところに塗布する
雑菌が入らないように冷暗所で保管し、3ヶ月以内に使い切る
品名と作成日がわかるようにラベルを貼っておくようにしましょう。

 ・チンキ
ハーブの有効成分をアルコールで抽出させるチンキは、水溶性の成分と油性成分の両方を含みます。服用した場合にアルコールなので体内への吸収がよく症状に直ぐに作用し、保存が効くなどの利点があります。無水エタノールやウォッカを使いますが、ウォッカを使う場合は果実酒のハーブ版として使用してもいいでしょう。

<ジャーマンカモミールのチンキ〜冷え性に〜>
作り方
ジャーマンカモミール・・・10g
40度のウォッカ・・・80ml
ペパータオル・・・
遮光スポイトビン
ジャムのビンなどにハーブを入れウォッカを注ぐ
2週間毎日1回ビンをふる
2週間たったらペーパータオルでこし遮光ビンに入れ保存する
白湯に150mlに小さじ1/3のチンキを入れ服用する。
約1年間の保存が可能です。
ハーブについて

現在では広い意味で冬に枯れる一年草を中心に銀杏やさんざしのような樹木や低灌木など、体に取り入れて薬効のある植物は全てハーブと定義づけられているようです。ここでは薬用植物すべてをハーブとしました。木でも木でなくても寒冷地産、熱帯産、おなじみの食用や雑草、料理用スパイス、樹皮や根っこ、キノコなど
森のお茶にはおいてあります。漢方というジャンルもこのハーブの範囲に入れてしまいます。

 ほとんどの人は、ごく一部の医者やハーブ専門家が勧めるハーブの効果よりも処方箋で出てくる医薬品の方が良いと疑っていません。

幸いなことにこの状況は急速に変化しているようです。最新の医薬品が触れたがらなかった分野の治療を薬用ハーブの治療で良く成果を上げているからです。
一部漢方という分野では医薬品として市民権を得ていますが、一般的に主に米国ではハーブ治療が広がらない理由は、製薬会社の特許利益につながらないからなのです。薬剤メーカーはハーブ(植物)の薬効を分子レベルまで分析、抽出を行い化学合成技術でそれと近似の合成品を作ってしまうことの特許で利益を上げているのです。つまり、それらの新しい分子構造を特許化して、商品名をつけ、元のハーブの価格より何百倍も高い価格をつけて売り出すのです。

 ハーブは良質な薬です。

製薬会社はハーブより安全で強力に効果を上げると説明しています。もちろんその強力な効果は同意出来るものです。しかし、現実にはその薬剤の効果が強すぎて元のハーブが持っていない悪い面の効果が出てしまうので使用量の管理が大変難しいのが現実なのです。
長いハーブの歴史の中での経験上、ハーブ製品はとても良い結果を上げています。

たとえば、しょうが(生姜)は抗ヒスタミン成分を含有し、酔い止め薬として高い効果を示します。といって、医薬品が全て悪いと言うことではなく、ハーブについての研究もより進めて行かねばならなでしょう。研究成果がでるまではどちらがよいか簡単には言えないけれど、いま国民が必ずしも最良の現代医薬品を入手しているとは言えないのではないでしょうか。

 多くの症例の場合、ハーブ療法(漢方も含めて)はより経済的です。しかも現代医薬品よりは安全で効果的なものが沢山あるのです。
植物には人間にとって滋養があり燃料となり酸素補給もして、さらに薬としての薬効を持ちます。経済指向の製薬会社の作った医薬品に頼るか、緑の薬局の持つエコロジー指向に向かうかはすべてあなた次第です。

 安全が一番!

ハーブ療法だからといって危険が全くないとは言えないことを最初に申し上げておきます。ハーブの持つ薬効を享受するには、それなりの基本的な知識をもって欲しいのです。まず、身の回りにどなたか相談できるハーブ医療の専門家や薬剤師がいれば最良です。
ルールを守れば、ハーブ療法は現代医薬品よりもより安全性が高いものです。しかし、基本的にハーブ療法であるかないかに係わらず、薬を内服しているときは常に自分の体調を見守ること。自分に合ったものでないと副作用が出たり、さらに症状が悪くなってしまうこともあります
ハーブ療法

1:正しい材料を入手する事。
2:怪しげなハーブは絶対に使わないこと(鮮度も含めて)。
3:山菜摘みでは、似たようなハーブでも有毒なものと見間違えやすいので特に注意。
有毒なものとしては野生のパセリやパースニップと間違えやすいドクニンジン。

 妊娠中は避けたいハーブ類

産婦人科医が選んだ、妊娠中は避けた方がよいハーブがあります。
ある種類のハーブには流産の危険性を高めるものがあることが知られています。

西洋メギ(バーベリー)の根と樹皮、クロウメモドキ、ジュニパー、セイヨウネズ、マグワート、オショウヨモギ、ペニーロイヤルミント、ヘンルーダ、センナ、ニガヨモギ、ヨモギギク、はまず避けるべきでしょう。

避けた方が無難なものでは、バルサム、チャービル、チャービルアンゼリカ(当帰)、メイアップル、マウンテンミントとともにあまり根拠はなさそうなものとしてイブニングプリムローズ(メマツヨイサ)、セイヨウオトギリソウ、があります。

 安全とは言ってもセロリーやパセリの類はあまり大量に食べない方がよろしいようです。カフェインと同様に自分で限度を考えて摂取したいものです。因みに専門家に言わせると妊娠期間中にカフェインを163ミリグラム、一日にコーヒー2杯を飲むと自然流産の確率が2倍に上がるという研究があるのでコーヒー飲みの女性は十分気をつけた方がよろしい。ご注意ついでに妊娠期間中に避けたいこととして、タバコ、アルコール、主治医が許可した薬以外の医薬品。

トラブルを予見する

ハーブを目的を持って摂取するときはそのハーブについてよく勉強してください。勉強するだけ自分の利益になるのがハーブの世界です。もしも何か異常が起きたら摂取を中止して、信頼できる専門家に聞くこと。安全が一番です。ハーブ療法を試すときのアドバイスは次のようなことです。

 確かな診断をもとに目的を持つ

自分の健康状態を専門の医師の診断によらず、自己診断だけで思いこみ、ハーブ療法を始めてしまうことは絶対避けてください。病気の診断は専門の医師ですら、誤診がついてまわるほど高度な技術を必要とします。自覚症状と専門家の診断技術があって初めて正しい診断が出来るのです。その後に治療法を主治医と患者が話し合い、治療方針(現代医薬品かハーブ療法《漢方も含む》、加えてダイエット、運動、生活習慣の矯正など全体を決めていくのが正しい方法です
ハーブについて

天然にしろ合成にしろ薬品には必ず生体反応があると思って間違いはないでしょう。植物の持つ数千種類の活性化学物質の中で生体に影響するものがたったひとつしかないとは思えないでしょう。病気にとって望ましい生体反応にしろ望まない反応にしろこれらを副作用という用語を使っています。もし、ハーブを服用したあとめまい、吐き気、頭痛など不快感があったらすぐに投薬を止める。そしてしばらくは静かに様子を見るのがよいでしょう。いずれにしろそのハーブで不快感があったらそのハーブを摂取するのは止めましょう。

 アレルギー反応に注意する

人間には何らかのアレルギーがある。今はそれが何か解らなくても・・新しく試すハーブがアレルギー源かもしれない。自分の身体の反応に十分注意しておくこと。もし、おかしな兆候が感じられたらそのハーブの摂取を止め、かかりつけの医者にアドバイスを受けること。さらに、新しいハーブや食べ物、医薬品を飲んで30分以内に呼吸が困難に感じられたらすぐに119番で救急車を呼ぶこと。あなたは過敏症で、アレルギー反応のもっとも激しい反応を持つ人だからすぐに手当しないと致命的な結果をも引き起こすかも知れないです。ただしハーブに対する過敏症は非常にまれで過度に心配する必要はなく、常にこのようなリスク(危険性)の可能性を理解しておけばよいでしょう。

 相互作用のこと

薬はそれ同士又は食物と相互に悪影響をもたらすことがあります。もちろんハーブ療法も同じ事が言えますが、一般的にハーブの薬効の解説書にはこの点の説明を怠っているものが多いようです。日常では特に一種類以上の医薬品やハーブを組み合わせて摂取するときには注意が必要です。有害な相互作用は常にあり得ると言うことです。
もしあなたが取り合わせに疑問を感じたら医者や薬剤師、ハーブの専門家に相談してください。
ここでひとつの例として非常に悪い相互作用をあげておくと、抗うつ剤として知られているモノアミン酸化酵素(MOA)抑制剤とワイン、チーズなどの食べ物があります。この薬を常用されている人は上記の食べ物は避けてください。抗うつ剤効果を持つハーブとしてセイヨウオトギリソウ(St.-John's-wort)がありますので、このハーブを常用する方は摂取できる食べ物を専門家に相談ください。

 広く情報を得ること

ひとつの症例で医者とハーブ専門家との処方に違いがある時、たとえば不眠症に対して医者は睡眠剤を出し、ハーブ専門家は就寝前の温かい風呂と鎮静作用のある芳香療法を勧めたときなどがあります。このようなときは同時に試してもそんなに問題はありません。しかし、あなたが精神的に非常に落ち込んでしまった症状のとき医者が上記の抗うつ剤を出し、ハーブ療法の専門家がセイヨウオトギリソウを勧めたとき、また心臓発作の予防に一日半錠のアスピリンを飲むよう指示し、ハーブ療法の専門家がヤナギの樹皮かヒメコウジのお茶を一日一杯飲むように勧めたときなどは注意を要します。このお茶にはアスピリンと同等の効果があるため必要以上の薬効成分を摂取することになりかえって有害な事があります。自分が摂取している医薬品や特殊な食べ物は隠さず医療相談の時に話して置くことは事故を未然に防ぎます。

ハーブの栽培

ハーブは購入することが出来ますが、自分で栽培してください。

 医療用のハーブを購入する

効果を期待できるハーブを購入したいときは、標準的なものであれば健康食品店かハーブ専門店でしっかりした品質のものを選ぶこと。実際、ハーブの調合は急速に市民権を得つつあり各種の良質のハーブがあなたの住む地域でも手に入りやすくなってきています。

標準規格品のハーブという意味はそのハーブの持つ主要な活性物質成分が最低基準含有率以上保証されているということです。そのような品質管理されているハーブが最高の品質です。年々のハーブが生育する自然環境の変化で薬効成分の含有量も変化するので、安売りしているようなものよりも数種の同種ハーブを調合して品質の保持につとめている製造者、輸入業者を選ぶことが必要でしょう。これから使おうとするハーブに含まれる有効成分がどの程度の量かを知ることは重要なことです。ただ、このように標準規格品として品質保証されているものは量り売りに比べて価格が多少割高になるようです。

ハーブ抽出エキスなる商品も出回っていますが、手軽でどこででも入手が可能ですが、たいへん高価で生薬の10倍程度の価格ですが、抽出工程で有効成分が多少失われてしまいます。ラベルをみればその品質について知ることが出来ます。ただ残念なのは日本では米国のようにFDA(食品医薬品局)のような機関が無いのと、ハーブは医療品(漢方を除いて)としては認められていないので規制がないためラベルに良心的にその内容を詳しく記載されているものが少ないようです。

ハーブのもつ医薬効果を誰が数億円という巨額の費用をかけて成分研究や臨床実験などをとおして証明するでしょうか?ハーブの取扱業者ですか?こんな費用を掛けられるのは巨大な製薬会社しかないでしょう。ところがハーブを薬として立証するために多額の費用を投じてもハーブを特許にすることは出来ないので、巨大製薬会社でもそんなバカな事はしないのです。同様に米国ではハーブ製品にはハーブの持つ副作用などの情報はラベルに記載を禁止されています。この意味は、米国の薬事法では医薬品しか副作用情報は記載できない事になっているのです。ラベルにはっきりと情報が記載されていないことは、消費者に大切な情報が届かないということなのです。

 ハーブの入門として12種類の薬効の良く知られたハーブを書いておきます。いちょう以外はごく普通に買えるハーブでよいです。

1 カレンデュラ(Calendula キンセンカ)
   軟こうとして市販されているには、打ち身、切り傷擦り傷などに使う。殺菌、抗真菌作用が高い。

2 カモマイル(Camomile カミツレ)
   チンキになったものは鎮静剤として頼れまた、お茶で飲めば胃腸を整える。精油として使えばアレルギーによる   発作を予防し、炎症、細菌、潰瘍、ウィルス、真菌類を抑える。外用には精油の希釈液を塗って細胞の再生を助   け、また肝臓の再生を助ける。

3 エキナセア(Echinacea エキナケア)
   花と根は人の免疫システムを活性化する。HIVや病気への耐性をつける。現在エイズ研究者により研究が進め   られている。毒性はない。

4 イブニングプリムローズ(Evening primrose メマツヨイグサ)
   種油は薬効がある。この種油の脂肪酸は皮膚を健康にして、月経前症候群やアレルギー性湿疹を緩和し血圧    を下げる。また、精神分裂症、関節炎、アルコール依存症、神経性食欲不振、パーキンソン病などの治療薬の    可能性を秘めている。

5 ギンコウ(Ginkgo イチョウ)
   イチョウの葉の成分はたいへん有効な成分が抽出される。黄葉の抽出液は血管を強くし、有用ビタミン各種が含   まれ細胞のエネルギーを高め、脳の働きをよくする。総合的に老化にブレーキを掛ける効能がある。

6 チョウセンニンジン(Ginseng)
   薬用効果の高い直根は五年以上経たないと熟さない。個人での栽培は無理。内分泌系、新陳代謝、循環器系、   消化器系の機能を高める。このハーブは継続して服用すべきでない。

7 ホーソーン(Hawthorn サンザシ)
   成長の遅いこの低灌木は心臓病の治療に使われる。薬効が強いので治療医の管理のもとで使用すること。

8 カバ(Kava kava コショウ族)
   安全性の高いソフトな精神安定剤で熱帯林でしか成長しない。利尿薬、泌尿器系の炎症の薬や痛風、リウマチ   の治療にも利用。

9 リコリス(Licorice カンゾウ)
   抗潰瘍ハーブ、気管支炎、アレルギー、胃炎、肝臓病の治療、免疫を強め、副腎機能を活性化する。砂糖の50   倍の甘さがある。高血圧患者は使用を避ける。成長が遅く個人での栽培は難しい。

10 ミルクシスル(Milk thistle オオアザミ)
   棘が多いので収穫の時には痛い思いをします。母乳不足、咳、うつ病、消化管、内臓の病気に使われる。種実    は資格を持つ専門家が取り扱うこと。

11 レッドペッパー(Red pepper アカトウガラシ)
   痛みを軽減し、成分のカプサイシンは医薬品にもよく見られます。

12 ティーツリー(Teatree )
   防腐殺菌効果は抜群で広く使われています。咽喉や肺の病気、各種の痛み、女性の各種の障害、皮膚病の肌   の洗浄作用もさることながら、芳香療法には無くてはならない価値をもっています。

 はかり売りのハーブを買う

自分で栽培するにしろ、量り売りのハーブを使うにしろ、困るのが品質保証されている高価なハーブに比べて有効成分がどの程度含有されているか分からない点ではないでしょうか。そこのところは、そんなに心配する必要はないでしょう。少量ずつ試してみて、様子を見ながら自分にあった量を決めればよいのです。
安全に使う方法

このレポートで使う医薬用ハーブのほとんどは摂りすぎても大丈夫なものばかりです。また特別注意のいるハーブには要所に注意書きをつけてあります。ハーブ治療をする上で注意が必要なことは貴方の使うハーブに含有する有効成分量がどれくらいかで、治療効果を発揮するハーブの使用量は違って来るということです。これはどういうことでしょうか?ハーブが持っている有効成分がなぜ同じではないのでしょうか。いくつかの理由が挙げられます。

 遺伝的なもの:

ハーブの各種族の違いでその効能に遺伝的な違いがある。たとえば、ブラッドルートという植物に含まれる消毒効果がある有効成分のサンギナリンの含有度は遺伝的に違う他の植物のものと比べて10倍も違います。また、タイムという種の中でも同じ有効成分は千倍から一万倍も違うことがあるのです。

 生育環境の違い:

生育環境の違いは植物の健康と活力の全てに影響を与えます。やせた土地と植物にとってストレスの大きい気候で育ったものと、理想的な環境で育った植物とでは薬効力も当然違ってきます。(驚いたことに、悪環境を与えた植物はしばしばより高い有効成分を示します。)

 収穫のタイミングと方法:

同じ桃でも未熟と完熟したものの味、手触り、多汁の違いがあります。ハーブは果実のような熟し方はありませんが、その生長サイクルの間に実効成分が集中する時があります。チョウセンニンジンの最高の成分を含む時期は少なくとも5年以上経たないとなりません、しかし市場に品薄の時はそれより前に収穫してしまう事もありがちですが、未熟なチョウセンニンジンには最高の有効成分は期待できないのです。

乾 燥:

生ハーブには最高の魅力があります。ここで生ミントと乾燥ミントの違いを考えてみるます。両方ともミントの味と香りがしますが、生葉はより芳香が強く精油成分の含有量も多いです。ハーブの葉がつみ取られた瞬間から芳香成分は徐々に発散していくのです。ハーブ専門家は種々のレシピーをドライハーブで作ります、これは一定の薬効成分量が長期間安定して使えるからです。あなたがハーブを貯蔵するときには有効成分を保持できる環境を保ってください。光、酸素、そして熱はハーブの持つ化学成分を劣化させる引き金になります。ドライハーブが長期間の貯蔵に耐える方法は気密性の高い、光を通さない黒いガラスに入れて冷暗所に置くことです。

 パッケージング

ハーブの薬用成分を確実に入手する方法はアルコール漬け(アルコール・チンキ)かまたはグリセリンで抽出してあるものだと思われます。これらの方法だと、一年以上は使うことができるでしょう。ただし、ティーバッグや粉末状のハーブやカプセルのものだと酸化防止剤でしっかり保護してある以外はだめです。光や酸素、熱でハーブは急速にダメージを受けてしまいます。

 スパイスを加える

ハーブの量り売りを使うにしろ品質保証のハーブを使うにしろ言えることは、薬効sが倍増する効果のあるすばらしいスパイスが沢山あることを知って利用しない手はありません。
そのうちのいくつかはお宅の台所にあるものです。トウガラシ、ニンニク、ショウガ、ウコンはおなじみですが、その他のものには自家栽培は無理なものもありますが、以下に列挙してみました。

1 オールスパイス(Allspice ヒャクミコショウ)クローブ、シナモン、ナツメグの芳香を持ち、消化不良に有効です。

2 カルダモン(Cardamom ショウズク)高価なスパイスで、マイルドな興奮剤になる。

3 クローブ (Cloves チョウジ)痛みを和らげ、防腐、防虫効果は有名。

4 ガーリック (garlic ニンニク)ロシアンペニシリンと呼ばれている程で、刺激的な味の球根は主要な死因の病気の  心臓病、ガンなどの予防に役に立ちます。

5 ジンジャー (Ginger ショウガ)砂糖漬けは強力な吐き気予防になりマッサージして関節炎の治療に使う。

6 レッドペッパー (Red pepper アカトウガラシ)アメリカ原住民のスパイスで痛みに効きます。

7 ゴマ (Sesame) ゴマの種子は体内での酸化防止剤、抗酸化剤や健康維持に役立つ有効化学物質の宝庫です。

8 ターメリック (Turmeric ウコン)この黄色いスパイスは、関節炎、糖尿病の治療に絶大な効果を約束します。

野生のハーブを探しましょう

野生のハーブ摘みはワイルドクラフティングと呼ばれています。野生のハーブを収穫して食べられればハイキングのたのしさもひとしおです。薬用植物と有毒の植物とは良く似たものが多いので間違って事故を起こさない注意が必要。初心者は十分経験の摘んだ人と一緒に探すことが何より必要です。経験の浅い判断は絶対しないこと。

 室内でハーブを育てるということ

ワイルドクラフティングのようにご自分の部屋で育てたハーブを収穫するのも楽しみのひとつ。薬効成分の多寡はともかく、収穫に伴う精神的満足感は何者にも代え難くあなたの健康に深く関係します。どんな種類のハーブでも良いのです、緑の栽培は最高の趣味のひとつです。広大な土地など無くても大丈夫、台所の窓辺に置いたハーブの一鉢があなたの畑になります。台所やベランダ、階段などで育てられる薬効ハーブはかなりの種類があります。いくつか上げてみましょう。

1 バジル(Basil メボウキ)
   この防虫効果のあるハーブは口臭消しと頭痛にお勧め。 排水性が良く、保水力のある土質、肥料は控えめに。
2 チャイブ(Chives)
   セイヨウネギ、ガン予防、高血圧の治療に利用。水はけの良い半日陰で良く育つ。
3 ディル (Dill イノンド、ヒメウイキョウ)
  消化促進、緩下作用で有名です。日当たりの良いところ、水は普通にあげれ  ばよい。
4 フェンネル (Fennel ウイキョウ)消化不良やおなかをこわしたときに良い。日当たり、水はけ、風通しの良いところ  を好む。
5 ヒソップ (Hyssop ヤナギハッカ)聖書にも出てくるハーブ。抗ウイルス剤としてヘルペスの治療や最近エイズ治   療の研究もされている。日当たりが良く、水やりは普通でよい。
6 ラベンダー (Lavender) この愛すべきハーブは肌にしみこみ鎮静効果を発揮
します。風呂に精油を数滴垂らすと至上のリラックス効果が得られます。
  日当たり、水はけの良い弱アルカリ性の土壌が適しています。
7 パースリー (Parsley パセリ)パセリの葉緑素は気になる口臭を消し、亜鉛
  が豊富なので男性生殖器系の悩みに良いとのこと。レストランの料理に付いて
  いるパセリの90%以上が捨てられている現状、もったいないことです。
8 ペパーミント (Peppermint セイヨウハッカ)清涼感、なごみ感、胃腸をな
  だめるメントール。普通の土壌で育ち、乾燥と高温によわい。

9 ローズマリー (Rosemary マンネンロウ)抗酸化物質に富み、台所に無く
  てはならないハーブ。アルツハイマー病の予防効果がある。水はけが良くアル
  カリ土壌で日当たりの良い所で育てます。生育は遅いので挿し木や取り木の方
  が簡単です。
10 セージ (Sage ヤクヨウサルビア)薬用効果はローズマリーとほぼ同様です。
  日当たり風通し、水はけの良い所が適します。
11 セイボリー (Savory キダチハッカ)まめ料理の添え物によく使われ、腸内ガ
  スを抑えます。日当たりの良い所で水やりは普通でよい。
12 タイム (Thyme タチジャコソウ)このハーブは最良の抗菌防腐剤に使わ
  れ、防腐効果、胃腸を整え、心臓発作の原因の凝血を抑える薬効をもつ。
  梅雨時の蒸れは枯死の原因になります。風通しと日照に気を使うこと。

 屋外につくるハーブガーデン

このレポートの著者のデューク氏の庭には200種類の薬用ハーブを栽培しています。春の成長の時期、庭を散歩し、全ての植物の生育を確かめる楽しみは何事にも代え難いものがあるとのこと。仕事に疲れ、一時間ほど庭を散歩しながらミントをひとつまみ収穫、冷え込む朝はホットミント茶に、暑い午後にはアイスミントにして飲むと仕事への意欲も再び沸こうというものです。

皆さんのお庭にも是非ハーブガーデンを作って、心と体の健康を活性させることを心からお勧めします。お庭にスペースがあれば、お勧めしたい多年草をいくつか取り上げておきましょう。庭に良く茂り日本の温暖な気候であれば栽培はそんなに難しく無いはずです。

1 チャストベリー(chastberry)この低木多年草は、抗生物質を持ち婦人病の治
  療に大いに使われます。
2 ゴールデンシール(Goldenseal ナルコユリ)抗生物質を持つハーブで、日陰
  で良く育ちます。
3 レモンバーム(Lemon Balm セイヨウヤマハッカ)メリッサの名前もある。
  この抗ウイルス性のミントは鎮静剤の物質を含有します。枯れたように見えて
  も、再び必ず繁茂する力はすごい。
4 マウンテンミント(Mountain Mint)害虫を撃退、この種のミントは最近人気
  になっています。

5 オレガノ(Oregano ハナハッカ)抗酸化効果の高いミント。
6 セルフヒール(Self-Heal ウツボグサ)万能薬として評判が高いが、この評判
  は誇張され過ぎているようだ。
7 スペアミント(Spearmint)ペパーミントと同様胃腸を落ち着かせる。
8 セントジョンズワート(St.-John's-wort セイヨウオトギリソウ)うつ状態の
  治療薬によく使われます。

9 タンジー (Tansy エゾヨモギギク)偏頭痛を抑える薬効がある。フィーバ
  ーフュー(Feverfew ナツシロギク)と同じ効果がある。
10 バレリアン (Valerian カノコソウ)不安を和らげる鎮静剤の効果がある
  が、このハーブ茶の香りは悪い(汗の靴下の臭い。)
11 ワイルドヤム(wildyam ヤセイヤマノイモ) ハーブ療養士の多くが女性生殖
  器の健康のために勧めるハーブ。
12 ヤナギ (Willow) ヤナギの樹皮にはハーブ版のアスピリンを含有します。
  ヤナギの樹皮をかじっていると頭痛が和らぎます。

質の高いハーブを収穫するために

一部のハーブ専門家はハーブにまだ露が残る早朝に収穫するのがよいといいますが、どうでしょうか。露がハーブの薬効成分や芳香成分をを薄めてしまうことになるのでは?
植物の化学成分が最大の状態で収穫したいのだから、暑く乾燥した日の”ハーブがしおれる前”に収穫するのが良いと言われています。

根茎は春か秋が収穫に最適。樹皮はおそらく春がよいでしょう。食べるための種子は乾燥して固くなる前に種を収穫するのがよいでしょう。もしも来年また育てるためだったら種はそのまま良く乾燥してから収穫してください。

 生ハーブは自由な感覚で料理などに使いたいもの。新鮮な料理用ハーブやスパイスは最高の味を発揮してくれます。生ハーブは冷凍しても使え、乾燥させたりチンキを作ったりします(生ハーブを収穫するときはプラスチックのバッグに入れると湿度を保ち乾燥から守ります)。
 ハーブ類を保存したい

ハーブを保存しておくもっとも手軽で安価な方法はよく乾燥すればよろしい。収穫したハーブを茶紙袋(プラスチックよりもよい)に入れ、ハーブ名と収穫日を記入。袋にぎゅうぎゅう詰めしていなければほとんどのハーブはバッグの中で乾燥してしまいます。一週間後に一度中身を新聞紙の上に広げてみて、もし乾燥が足りなければ日陰に干してカビが付く前に、良く乾燥させてください。あなたの住む天候により乾燥の度合いは変わりますので、もし湿気の多い気候であればオーブンで乾燥させてもよいでしょう。

乾燥したハーブはそのまま茶紙袋かプラスチック袋に詰め込んで保存できます。ふた付きのガラスびんでもよろしい。光、熱、酸素はハーブの薬効の敵、地下室とか熱源から離れた戸棚の涼しい暗いところで貯蔵してください。

酸素によりハーブの薬効成分は酸化するのでハーブ容器にはハーブを出来るだけ詰め込み空気の量を少なく、ハーブが減ってきたら小さい容器に入れ替えていくこと。

 ハーブの使い方いろいろ。

薬用ハーブの活用法にはたくさんの方法があります。日頃何気なく使っている料理の調味料や薬味、お茶などで知らずに治療効果の利益を得ている場合も沢山あるでしょう。皆さんが特にビタミン剤やミネラル剤を補助食品として補給していることはとても結構なことだと思います。でも、400gの果実や野菜には5Kg以上の精製された栄養補給剤よりも多くの有効な成分が含まれているのです。

ハーブの上手な取り入れ方は常用食にミックスすること、普通「薬」と「食べ物」とは区別していますが、医食同源の考え方に立てば違いはないはずです。たとえばニンニクは食べ物でしょうか?それとも薬でしょうか?正解は両方の働きをしています。料理用のスパイスの全てをこのレポートのなかで同じように考えていきます。
 癒しの食事:

身体を癒すための食事としては、すぐに思い浮かぶのが大盛りの野菜サラダや野菜スープ(野菜がタップリ入ったミネストローネ)、ミントやバジル、シナモンなどのハーブをトッピングしたフルーツサラダがありますね。

1990年初頭、国際健康学会(NIH)で、植物に含有するエストロゲン(女性ホルモン:フィトエストロゲン)が乳ガンのリスクを減少させたり、食用植物に含まれる化学物質が健康な体を保持する効果があることを認定しています。

ほとんどの豆類にはフィトエストロゲンが豊富に含有する事が解っています。乳ガンを予防したい人は大豆スープや大豆サラダや豆腐などを週に数回食事に取り入れると大きな効果が期待できます。

 さ らに一日に5種類の野菜や果実を食事に取り入れることで各種成人病(心臓病、糖尿病やその他の疾患)の危険からかなり逃れることが出来る報告もされています。さらに理想を言えば、一日に5種類のフルーツと5種類の野菜、5種類の調理用ハーブ、料理の付け合わせに5種類のナッツを摂取したいものです。

ギリシャの医者として有名なピポクラテスは「食べ物はあなたにとって薬と思いなさい。」と言ったとか…。ハーブを使ったお料理のレシピーも若干ですが掲載してあります
 お茶を楽しみながら・・

お手元にあるドライハーブでおいしいティーを楽しみましょう。粉末状のハーブでも大丈夫。春や夏などには出来れば生ハーブを使ってみたいですね。だって風味の良さは生ハーブ以上のものは無いんですもの。生ハーブとドライハーブの違い?水分量の違いだけです。ドライハーブになった後でもしばらくはハーブにふくまれる成分はそのまましっかりと含有されています。植物化学的(フィトケミカル)には乾燥ハーブが研究対象になっているようです、理由は水分が少ないから扱い易いのです。

生ハーブには水分が80%、ドライハーブには20%だけ。だから同じ重さだったらドライハーブの方が有効成分をよりたくさん含むというわけ。ハーブティーにはドライハーブを使われている方、同じ薬用の効果を生ハーブに期待するのだったら4倍の量の生ハーブをお使いください。これは含まれる水分量の関係です。

 煎じる方法&浸出法

漢方薬のように煎じ出す方法とお茶のように浸出する方とがあります。嗜好的に飲むのであれば熱湯にティーバッグを浸して飲めばよろしいですが、薬効ハーブ茶を作るのであれば10分から20分くらいは熱湯に浸しておきハーブの薬効成分を十分引き出すことが肝心です。

薬用茶を作る方法は、沸騰したお湯にハーブを浸し、お湯が冷めるまで待つ。そのまま飲んでも良いし、弱火で暖め直しても良いですね。逆に水から煮出す方法もあります。弱火でトロトロ煮だして10分から20分でできあがり。

花や葉を使うときには熱いお湯に浸すだけで成分が十分に引き出せますが、根茎や枝が材料の時には煎じ出しでないとその成分が抽出しづらいようです。あまり方法には神経を使わないでも、ハーブ茶を手軽に楽しんでいただければ結構です。

特に初めて試すハーブでお茶を点てたり料理に使うときにはちょっと慎重になってください。最初はスプーン1,2杯から抽出又は煎じてください。薬用ハーブの中には苦みが強く味は期待できないものもありますよ。

そんなハーブを濃い味で飲みたいときにはレモネードのようにお砂糖で少しばかり助け船を出して上げるのも方法ですね。お茶に酸味が感じられるのは薬効の成分がしっかり抽出している証拠です。

 ハ ーブにはそれぞれ薬効があることをご注意ください。あなたの服用量に応じて身体は反応していきます。リラックス効果のあるハーブをたくさん使って過度に鎮静効果が出すぎてしまったときは次からは弱めになるよう使用量を調整すること。

人によってアルコール許容量が違うようにハーブの持つ化学物質への反応もそれぞれ違うのです。一般的に言えることは、一日に飲む量は1杯から3杯程度にしておくのが適当ではないでしょうか。いずれにしろ、一日にハーブティは4杯以上飲まないように忠告しておきます

 ハーブの使い方

 チンキ液と酢漬け

古典的なチンキの作り方はハーブの材料を飲用アルコールに漬け込む方法です。焼酎やウオッカのような安いものでもよく、アルコールの薬効エッセンスの抽出能力は抜群です。簡単にチンキを作れますのでお好みのハーブチンキをお試しください。

使うアルコール濃度は20%くらいから100%の純粋アルコールが使えます。ハーブ60グラム当たり500ml程度のアルコール量が適当でしょう。時々ビンを振って約1週間くらいつけ込んだあとハーブ材料をろ紙でこし出し、材料は捨てます(なるべくなら肥料に再利用すると良い)。抽出液はビンに入れて貯蔵します。

チンキ液はスプーン一杯程度をジュースやハーブティ、料理にも活用します。ハーブの酢漬けもアルコールよりは簡単に出来る方法です。アルコールの時と同じ比率でよいでしょう。できあがった酢はそのままサラダドレッシングに使え、特に肥満気味の方には良いです。スープに加えたり、野菜料理に使ってください。

 湿布につかうときは

生ハーブかドライハーブをしめらせたものを細かく刻んで皮膚の患部にあてがい、その上にすぐ乾かないように湿らせた布地を当て包帯などで固定します。なお、ハーブは刻んだあと蒸したり、揉んで柔らかくした状態で使うと患部に良く付きハーブの薬効成分をより有効に利用できます。ハーブ療養士はハーブ湿布を作るときハーブ1に対して、水、アルコール又は酢に小麦粉3の割合で混ぜ込み団子状にして使いやすい状態にしています。

危急の時にはハーブをボール状に丸め、そのまま使っても良いでしょう。
ハーブを湿布にして使っても内服すると同じように皮膚から成分が吸収されるので良い結果が得られるでしょう。

 軟こうにして使う。

市販の多くの軟こうはハーブが使われているので、軟こうを自分で作るよりかは、市販品を使った方が無難な場合が多いようです。少しやっかいですが、ホームメードのハーブ軟こうを作ることができます。
軟こうを作るには数種類の薬用ハーブをまぜて、水、蜜ろう、ラードやラノリンなどの動物性油脂、コーンオイルマーガリンオリーブオイルサフラワーオイル等の植物性油脂で混ぜ込みローションにします。良く慣れないと固すぎたり柔らかすぎて失敗が多いようです。

是非試してみたければ次の方法を:
砕いて粉末状にしたハーブを鍋に入れ同量程度の水を加え、弱火でトロトロと15分から30分くらい煮詰めたものを、さまします。さらに植物オイルを加えて、とろ火で残った水分を蒸発させます。15分から30分程度でしょうか。最後に蜜ろうを加えて(必要であればさらに油脂類を加えて希望の粘度に調製)できあがり。

冷やして保存しておけば1年くらいの保存はきくようです。軟こうは湿布よりかは使いやすいので重宝する。
アロマテラピー(芳香療法)の癒し

アロマテラピーはハーブのエッセンスオイルに含まれる芳香による治療です。アロマテラピスト(芳香療法士)はしばしばミント類の精油を中心に、鎮静効果のあるラベンダーや興奮効果のあるローズマリーなどを使って治療効果を上げているようです。

ガラスの小瓶に入った精油は非常に濃厚でマッサージにも使われます。ただし、精油は薬効成分が非常に濃厚なので皮膚にそのまま使うと刺激が強すぎてかえって有害なものが多くあります。植物オイルまたはローションなどで薄めてから、マッサージなどに使ってください。薄めたラベンダーオイルを皮膚にマッサージしておくと吸収されてあなたの吐く息にラベンダーの香りがするはずです。

精油の楽しい使い方としてはお風呂に数滴たらす法もお勧めです。(お風呂には生ハーブやドライ
ハーブを布袋に入れても楽しめるでしょう)。お好みに調合したハーブ風呂は、その成分が皮膚から良く吸収されるので、治療効果も上がります。

もし、不眠症でお悩みだったら鎮静作用のラベンダーとメリッサでも良く知られているレモンバームをお風呂に使ってみてください。神経が安らぎ眠りにつきやすく熟睡が期待できます。

精油はどんなものであれ絶対に飲用摂取しないこと。多くの種類の精油が有害でティースプーン半分の量でも致死量になるものもあります。(ごく一部の精油には十分に薄めれば飲用摂取できるものもありますが、経験の深い専門家に良く聞いて確かめてからにしてください。

ハーブ(薬草)とは一般に、細かく砕いたり、抽出したり、その他の方法で調製された、健康上の有益性を得るために使用される植物のことをいいます。機能性食品は、より最近の、より広い意味の用語です。ある種のハーブのような天然の物質を含むグループや、コレステロールを下げるマーガリンやオオバコ強化食品のような製品など、食事を補うために使われ、食品として規制されているものです。
伝統医学は何世紀にもわたって世界中で利用されてきました。中医学やアーユルベーダ(インドのホリスティック医学)、チベット医学など、古くからある特定の医学は広い範囲で、特に発祥地では今でも利用されています。米国では、こうした医学体系による治療、特に慢性疾患の治療に対して関心が高まっています。これらの治療法は補完医療や代替医療と呼ばれ、その範囲はハーブを用いる薬草療法から鍼(はり)、マッサージにまで及んでいます。大半が科学的には研究されておらず、ほとんどが法的規制を受けていません。

代替医療で最も多く使用されているのが栄養補助食品(ダイエタリー・サプリメントです。ビタミン剤などのサプリメント、ハーブを含む製品や機能性食品もこの中に含まれます。米国ではこの種の製品が広く使用されているため、連邦政府は1994年に栄養補助食品健康教育法(DSHEA)を可決しました。この栄養補助食品健康教育法では栄養補助食品を、ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事を補うことを目的とするあらゆる製品(タバコを除く)と定義しています。この法令は栄養補助食品に、わかりやすいラベル表示を義務づけています。ラベルにはその製品が薬ではなく栄養補助食品であることや、効能表示が米国食品医薬品局(FDA)の評価を受けていないことを示さなければなりません。また、ラベルには含まれている各成分の名称と分量、総重量を記載し、どの成分が植物由来なのかを明記することも必要です。

代替医療で使用される栄養補助食品のほとんどは植物由来のものですが、動物由来のものもあります。こうした製品は天然の成分なので、使っても安全だと考える人もいます。しかし、自然にあるものだからといって、安全とは限りません。たとえば、毒ニンジンのような強力な毒の多くは植物由来ですし、ヘビ毒は動物由来です。加えて、FDAから承認された薬であろうと栄養補助食品であろうとは体に影響を及ぼすほぼすべての物質は、望ましい効果と望ましくない効果(副作用)の両方を併せもっています。

安全性と有効性: 栄養補助食品は薬としてFDAの規制を受けないことから、メーカーにはその安全性と有効性を証明する義務はありません(たとえ、歴史的に安全だったものしか残っていないとしても)。そのため、各製品の安全性と有効性に関する厳密な調査はほとんど行われていません(一部はやがて安全で有効であることが示されると思われる)。また、栄養補助食品が人体に及ぼす作用を評価する必要性は、最近になって認識されたばかりで、利用可能な情報の多くは系統的あるいは科学的に収集されていないため、評価するのは困難です。これに対し、処方薬と市販薬はどちらも、広範囲かつ系統的に研究者が試験し、FDAが安全性および有効性を審査します(薬とは何か: 薬の有効性と安全性を参照)。これらの試験には、発癌性や臓器障害を発見する目的で動物に行うものと、人間で何らかの毒性を示す徴候を発見する目的で行うものが含まれます。

栄養補助食品の有効性を支持する証拠の量と質には、著しいばらつきがあります。一部の製品については、有効性を支持する、説得力をもった証拠が示されています。しかし大半は、求める情報が得られるように設計された科学的な研究がありません。中には、有効性を示唆する証拠は個人の使用例の報告や動物実験しかない製品もあります。

純度と標準化: その他の懸念される分野として、栄養補助食品の純度と標準化が挙げられます。薬とは異なり、サプリメントやハーブなどの栄養補助食品は、製品の純度や、含まれていると主張する有効成分とその含有量について規制を受けていません。このため製品によっては純度が低い可能性もあり、また1回の投与量に含まれる有効成分の量が、特にハーブ全体を粉砕したり抽出して作られた錠剤・カプセル・溶液などの製品では、ばらつきがあるかもしれません。つまり消費者は、製品中の有効成分が表示より少ないものや多いもの、場合によってはまったく入っていないものを買うリスクにさらされています。標準化するには、製品の毎回の使用分ごとに、有効成分や他の成分が正確に入っていなければなりません。しかし、ほとんどのハーブ製品は複数の物質を成分として含むため、どの成分が最も活性があるのかわからないものもあります。このため、どの成分(単一または複数成分)を最も有効とみなして標準化すべきなのか、決めるのが難しい可能性があります。標準化され、ラベルに標準化の指定が記載されているサプリメントも一部にはあります。

純度が高く標準化された製品の選び方に関するアドバイスは、専門家によってまちまちです。ほとんどの専門家は、よく知られたメーカーのものを購入するよう勧めています。また、サプリメントへの監視が米国よりも厳しいことから、多くの専門家はドイツで作られた製品を購入することを勧めています。

薬との相互作用: サプリメントやハーブなどの栄養補助食品は、処方薬や市販薬と相互作用を起こすことがあります。こうした相互作用には、薬の効果を増強するもの、低下させるもの、さらには副作用を引き起こすものもあります。こうした相互作用を避けるには、栄養補助食品を使用する前に医師に相談すべきです。栄養補助食品と薬の相互作用を調査する目的で綿密に計画された試験はほとんどなく、相互作用に関するほとんどの情報は、個人に起きた相互作用の散発的な報告例です。


●カモミール 抗凝固薬(ワルファリンなど) カモミールを抗凝固薬とともに使用すると、出血の危険性が高まる
バルビツール酸(フェノバルビタールなど)、その他の鎮静薬 カモミールは鎮静薬の作用を強めたり、長びかせることがある
鉄剤 カモミールは鉄分の吸収を低下させることがある

●エキナシア 肝臓に障害を起こす可能性のある薬(タンパク同化ステロイド、アミオダロン、メトトレキサート、ケトコナゾールなど) エキナシアを8週間以上使用すると肝臓を損傷する可能性がある。また、エキナシアを肝臓を障害するおそれがある他の薬とともに使用すると、障害の危険性が高くなる

●免疫抑制薬(コルチコステロイド薬、シクロスポリンなど) エキナシアは免疫系を刺激する性質があり、免疫抑制薬の効果を打ち消すことがある

●ナツシロギク(フィーバーフュー) 抗凝固薬(ワルファリンなど) ナツシロギクを抗凝固薬とともに使用すると、出血の危険が高くなる 鉄剤 ナツシロギクは鉄分の吸収を低下させることがある

●片頭痛の治療薬(エルゴタミンなど) ナツシロギクを片頭痛の治療薬とともに使用すると、心拍数と血圧が上がる可能性がある 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) 非ステロイド性抗炎症薬は、片頭痛を予防、管理するナツシロギクの効果を低下させる

●ニンニク(ガーリック) 抗凝固薬(ワルファリンなど) ニンニクを抗凝固薬とともに使用すると、出血の危険性が高くなる 血糖値を下げる薬(インスリンやグリピジドなど) ニンニクは血糖降下薬の効果を強め、血糖値を過剰に下げるおそれがある(低血糖) サキナビル(HIV感染の治療に使用) ニンニクはサキナビルの血中濃度を下げ、その効果をなくす

●ショウガ(ジンジャー) 抗凝固薬(ワルファリンなど) ショウガを抗凝固薬とともに使用すると、出血の危険性が高くなる イチョウ葉 抗凝固薬(ワルファリンなど)、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬 イチョウ葉を抗凝固薬またはアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬とともに使用すると、出血の危険性が高くなる

●抗けいれん薬(フェニトインなど) イチョウ葉は、発作を防ぐ抗けいれん薬の効果を低下させることがある
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬(うつ病の薬) イチョウ葉はモノアミン酸化酵素阻害薬の効果を強め、頭痛やふるえ、躁状態の発現など副作用の危険性を高める

●薬用ニンジン 抗凝固薬(ワルファリンなど)、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬 薬用ニンジンを抗凝固薬またはアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬とともに使用すると、出血の危険性が高くなる 血糖値を下げる薬(血糖降下薬) 薬用ニンジンは血糖降下薬の効果を強め、血糖値を過剰に下げるおそれがある(低血糖) コルチコステロイド薬 薬用ニンジンはコルチコステロイド薬の副作用を強めるおそれがある
ジゴキシン 薬用ニンジンはジゴキシン濃度を上昇させることがある エストロゲン補充療法 薬用ニンジンはエストロゲンの副作用を強める可能性がある モノアミン酸化酵素阻害薬 薬用ニンジンをモノアミン酸化酵素阻害薬と併用すると、頭痛やふるえ、躁状態が発現することがある オピオイド(麻薬) 薬用ニンジンはオピオイドの効果を弱める可能性がある

●ヒドラスチス(ゴ?ルデンシ?ル) 抗凝固薬(ワルファリンなど) ヒドラスチスは抗凝固薬の効果と拮抗し、血栓形成の危険性を高めるおそれがある

●甘草(リコリス) 降圧薬 甘草は塩分と水分の蓄積を増やして血圧を上昇させ、降圧薬の効果を低下させるおそれがある 抗不整脈薬 甘草は心拍リズムの異常を起こす危険性が高いため、抗不整脈薬の効果を低下させるおそれがある ジゴキシン 甘草は尿の生成を増加させるため、カリウムが尿中に排泄され、血中濃度が減少することがある。甘草をジゴキシンとともに使用すると、カリウム値の低下により、ジゴキシン中毒の危険性が増大する 利尿薬 甘草は一般に利尿薬の作用を強めるので、カリウムが急激に失われることがある。甘草はスピロノラクトンなどのカリウム保持性利尿薬の効果を阻害し、利尿薬の効果を弱めるおそれがある
モノアミン酸化酵素阻害薬 甘草はモノアミン酸化酵素阻害薬の効果を強めるので、頭痛やふるえ、躁状態発現など副作用の危険性を高めるおそれがある

●オオアザミ(ミルクシスル) 血糖値を下げる薬(血糖降下薬) ミルクシスルは血糖降下薬の効果を強めるので、血糖値が過剰に低下するおそれがある サキナビル ミルクシスルはサキナビルの血中濃度を下げるので、その効果を低下させる

●ノコギリヤシ(ソーパルメット) エストロゲン補充療法および経口避妊薬 ノコギリヤシはこれらの薬の効果を強める可能性がある

●セントジョンズワート(セイヨウオトギリソウ) ベンゾジアゼピン セントジョンズワートは、不安を軽減するベンゾジアゼピンの効果を弱め、眠気などの副作用の危険性を高めるおそれがある
シクロスポリン セントジョンズワートは、シクロスポリンの血中濃度を下げてその効果を弱め、危険な結果を招くおそれがある(臓器移植の拒絶反応など) ジゴキシン セントジョンズワートは、ジゴキシンの血中濃度を下げてその効果を弱め、危険な結果を招くおそれがある インジナビル(エイズの治療に使用する薬) セントジョンズワートは、インジナビルの血中濃度を下げ、その効果をなくすことがある 鉄剤 セントジョンズワートは、鉄分の吸収を低下させることがある
モノアミン酸化酵素阻害薬 セントジョンズワートは、モノアミン酸化酵素阻害薬の効果を強める作用があるので、緊急治療が必要な超高血圧を引き起こす可能性がある 光線感受性薬(ランソプラゾール、オメプラゾール、ピロキシカム、スルホンアミド系抗菌薬など) これらの薬とセントジョンズワートを一緒に使用すると、日光過敏の危険性が高くなる 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリンなど) セントジョンズワートは、これらの薬の効果を強めることがある ワルファリン セントジョンズワートは、ワルファリンの血中濃度を下げることでその効果を弱め、血栓を形成しやすくする

●バレリアン(セイヨウカノコソウ) 麻酔薬 バレリアンは鎮静時間を長びかせることがある
バルビツール酸 バレリアンはバルビツール酸の効果を強め、過剰な鎮静作用を引き起こすおそれがある
ハーブ効能一覧
ハーブ 科名 別名 主要有効成分 作用
アーティーチョーク
Cynara scolymus
キク科 朝鮮アザミ 苦味・フラボノイド・イヌリン・酵素 肝臓・胆のうの修復・機能亢進
アルテア
Althaeaofficinalis
アオイ科 マシュマロー
ウスベニアオイ
粘液質・フラボノイド・タンニン 粘膜の保護と緩和
利尿・暖下
アンジェリカ
Angelica archangelica
セリ科 トウキ ビタミンB12 女性ホルモンの分泌調整と強壮
イチョウ
Ginkg biloba
イチョウ科 ギンコウ フラボノイド・テルペンラクトン 中枢神経と末梢循環の改善
ウィッチへーゼル
Hamamelis virginiana
マンサク科 ハマメリス タンニン・サポニン・フラボノイド 収斂と鎮痛作用
ウコン
Curcuma linga
ショウガ科 ターメリック クルクミン 肝臓・胆のう機能の亢進と強壮
エキナセア
Echinacea angustifolia
キク科 パープルコーンフラワー 配糖体・多糖類・アミド・イヌリン 免疫系の強化
エルダーフラワー
Sambucus nigra
スイカズラ科 西洋ニワトコ 脂肪酸、フラボノイド・ペクチン・粘液質・タンニン・ビタミンC 発汗・保湿・坑アレルギー
オレンジフラワー
Citrus aurantium
ミカン科 フラボノイド
苦味質
鎮痛・緩和
ガヴァカヴァ
Pipermethysticum
コショウ科 坑不安・意識拡張・消炎 坑不安・意識拡大・消炎
ガラナ
Paullinia cupana
ムクロジ科 興奮・中枢神経機能亢進・利尿・強壮 興奮・中枢神経・機能亢進・利尿・強壮
カレンデュラ
Calendula officinalis   
キク科 ポットマリーゴールド
キンセンカ
カロチノイド・フラボノイド・ステロール・サポニン・苦味質・粘液質 消炎・皮膚や粘膜の保護
キャッツクロウー
Uncaria tomentosa
アカネ科 ウナ・デ・カド オキシインドールアルカロイド・ステロール・タンニン 消炎・鎮痛
クランベリー
Vaccinium oxycocos
ツツジ科 ツルコケモモ アルブチン・タンニン・フラボノイド・安息香酸・アトシアンニン系色素・ビタミンC 抗菌・収斂・防腐・防酸化・利尿・代謝促進
クローブ
Eugenia syzygium
フトモモ科 チョウジ フラボノイド 消毒・抗菌・鎮痛
ジャーマンカモミール
matricaria chamomila
キク科 カミツレ フラボノイド・植物酸サルチル酸誘導体・コリン・タンニン 消炎・鎮痛・発汗
ジュニパー
Juniperus communis
ヒノキ科 杜松 フラボノイド・樹脂 利尿・抗菌・鎮痛・坑リウマチ
スィートフェンネル
Foeniculum vulgare
セリ科 ウイキョウ フラボノイド 胃腸の機能調整    
スギナ
Equisetum arvense      
トクサ科 ホーステール シリカ・フラボノイド・タンニン 収斂・止血・結合組織の再生
セージ
salvia officinalis
シソ科 レッドセイジ
薬用サルビア
フラボノイド・縮合タンニン・ホルモン様物質 抗菌・収斂・ホルモン分泌の調整
セントジョーンズワート
Hypericum perforatum
オトギリソウ科 西洋オトギリソウ 配糖体・フラボノイド・タンニン・樹脂 緩和・精神安定・消炎・鎮痛
ソウパルメット
Serenoa repens
ヤシ科 ノコギリパルメット ステロイドサポニン・  タンニン 消炎・抗菌・利尿・生殖器の機能調整
タイム
Thymus vulgaris
シソ科 タチジャコウソウ
コモンタイム
フラボノイド・サポニン・タンニン 抗菌・鎮痙
ダンデライオン
Taraxacum officinale
キク科 西洋タンポポ 苦味質・イヌリン・配糖体・コリン・ビタミン・カリウム 肝臓・胆のう機能の亢進と強壮・利尿・便秘の緩和
チェストベリー
Vitex angnus castus
クマツヅラ科 西洋ニンジンボク 配糖体・フラボノイド・アルカロイド・苦味質 女性ホルモンの調整
ネトル
Urtica dioica
イラクサ科 西洋イラクサ 蟻酸、ヒスタミン、アセチルコリン・クロロフィルカロチノイド・ビタミンC 増血・浄血
坑アレルギー       尿酸排泄
ハイビスカス
Hibiscus sabdariffa
アオイ科 ローゼル・カルカーデ 有機酸、アントシアニン系色素・アミノ酸・ビタミンC・ミネラル 代謝促進・強壮・利尿・便秘の改善
パッションフラワー
Passiflora incarnata
トケイソウ科 チャボ・トケイソウ アルカロイド・フラボノイド 鎮痛・精神安定・緩和
ヒース
Erica vulgaris       
ツツジ科 へザー
エリカ
アルブチン・ヒドロキノン・タンニン・フラボノイド 抗菌・坑酸化、収斂
フィーバーフュー
Tanacetum parthenium
キク科 ナツシロギク セスキルペンラクトン 鎮静・消炎・鎮痛
ペパーミント
Mentha piperita
シソ科 西洋ハッカ フラボノイド・カロチノイド・アズレン 胃腸の機能調整
鎮痙    
ベルベーヌ
Lippia citriodora
クマツヅラ科 レモンバーベナ
バーベナ
シトラール・ゲラニオール・リナロール
(精油成分)
鎮静・緩和・胃腸の機能調整
ホーソンベリー
Crataegus oxycantha
バラ科 西洋サンザシ フラボノイド・サポニン・縮合タンニン 血行改善
マテ
Ilex paraguayensis
モチノキ科 カフェイン・マテイン・タンニン・ビタミン・ミネラル 強壮
利尿
マルベリー
Morus alba
クワ科 マグワ
シログワ
デオキシノリジマイシン・ガンマアミノ酪酸・シトステロール・フラボノイド 血糖降下
マレイン
Verbascum thapsus
ゴマノハグサ科 ビロードモウズイカ サポニン・粘液質・フラボノイド・配糖体 鎮咳・鎮痛
マローブルー
Malva sylvestris
アオイ科 ウスベニアオイ 粘液質・フラボノイド・タンニン・アントシアニン系色素 粘膜の保護と緩和。
利尿・暖下
ミルクシスル
Silybum marianum
キク科 アリアアザミ
オオアザミ
フラボノール・タンニン・アルカロイド 肝臓・胆のう機能の亢進と強壮
ユーカリ
Eucalyptus globulus
フトモモ科 フラボノイド 消炎・抗菌
ラズベリーリーフ
Rubus idaeus
バラ科 フランボワーズ
ヨーロッパキイチゴ
フラガリン・タンニン・ビタミンB・ミネラル・ペクチン 子宮筋や骨盤の筋肉調整、収斂
ラベンダー
Lavandula officinalis
シソ科 フラボノイド・タンニン 鎮静・鎮痛
リンデン
Tilia europaea
シナノキ科 菩提樹 フラボノイド配糖体・サポニン・粘液質 鎮静・緩和・利尿
ルーイボス
Aspalathus linearis
マメ科 ルイーボッシュ フラボノイド・ミネラル 坑アレルギー・坑酸化・代謝促進
ローズ
Rosa
バラ科 バラ 有機酸・タンニン 鎮静・緩和・収斂
ローズヒップ
Rosa canina
バラ科 ドックローズ ビタミンC・フラボノイド・リコピン 便秘緩和・利尿・ビタミンC・強壮
ローズマリー
Rosmarinus officinalis
シソ科 マンネンロウ ジオスミン 中枢神経の機能亢進
血液循環促進と血管壁強化