柿の葉
柿の若葉には、レモンの20倍、ホウレン草の10倍ものビタミンCが含まれています。ビタミンCは熱に弱いといわれているが、この場合のビタミンCはプロビタミンCという、ビタミンCになる前の状態のものなので、熱に強く、お茶にして飲んでもその効果が破壊されない。
タンニンが豊富に含まれているので、高血圧や動脈硬化、脳梗塞の予防などに効果がある。柿の渋味成分である渋柿タンニンも含まれており、それは抗酸化作用、抗菌作用がある。
フラボノイドのひとつアストラガリンも豊富に含まれていて花粉症に効果がある。
豊富に含まれるビタミンCは、シミやソバカスの原因であるメラニン色素を抑制し、薄くする。タンニンやフラボノイドも豊富に含まれており、健康茶として飲むことで成分を摂取できる。
ビタミンCの摂取というとグリーンティーが取り上げられますが、これにはカフェインが含まれていますのでカフェインを摂りたくないという方には不向きです。その点、柿の葉茶にはカフェインが含まれていませんので、お子様でも安心してお飲みいただけます。
甘柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに負けてはいない。
ほかにも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いの。また、「二日酔いには柿」といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげ。
果物の中の果糖はアルコールの酔いを早くさまします。だから、また飲める。甘いものや果物などをツマミにすると悪酔いしなくなります。
柿の糖質は、ブドウ糖(4%)、果糖(2~3%)、ショ糖(8~9%)。でも、軟熟果や干柿では、ショ糖はほとんど分解され、ブドウ糖と果糖になっています。
●作用・効能
【効能】高血圧、脳卒中、二日酔い、むくみ、発熱性疾患
効果・効能・予防
・血圧の安定化
・高血圧の予防
・動脈硬化の予防
・心筋梗塞の予防
・生活習慣病の予防
・中風予防
・認知症の予防(ボケ予防、痴呆症予防
・ガンの予防・・・ビタミンCで活性酸素の除去する。
・風邪の予防
・壊血病の予防
・便秘解消
・加齢臭対策(抗酸化作用)
・貧血改善・貧血解消
・糖尿病の予防
・利尿作用
・むくみ
・腎臓病
・心臓病
・歯ぐきの出血
・ビタミンC欠乏症
・シミ対策
・美肌効果
・にきび対策
●使用方法
柿の葉すしの歴史
奈良県の名産品として全国的に有名な「柿の葉すし」は江戸時代に生まれました。柿の葉すしが生まれたその江戸時代は、交通手段が乏しく現在のように遠方から生ものを運搬することが極めて難しく、途中で腐ってしまうことが度々あったようでした。当時の人は生ものを腐らせない方法として「塩」を使った方法を考案しました。
魚の内臓を取り、かわりに大量の塩を詰め込み、塩漬けするという方法で魚が傷むのを遅らせたのです。こうして届いた魚をごはんと一緒に食べるのに、酢飯とさらに抗菌作用や防腐作用のある産地の柿の葉で包んで食されたのが柿の葉すしのはじまりといわれています
●参考文献
・ハーブ検定テキスト
・家庭の中医学
・緑の薬局
・健康茶情報
・ハーブテイー薬草データベース
・薬膳情報net
・ハーブの香り
・サプリメントラボ