オリーブ
オリーブは、亜熱帯性の常緑広葉樹(成長は遅いが寿命が長い)
果実はオリーブオイルの原料~開花から6~8か月で黒色の実で油の含有量が最大となりそのまま樹上で成熟させる。
食用(テーブルオリーブ)は完熟する前にもぎ取る
史上最も古い栽培植物(紀元3500年前にクレタ島で栽培、乾燥に強い
●学名:Olea europaea(オレア エウロパエア)
●和名:オリーブ
●生薬名:油橄欖(ユカンラン)
●科名:もくせい科 オリーブ属 常緑高木
●原産地:地中海東部・中央アジア南部
●主な産地:スペイン(40%)、イタリア、ギリシャ、ポルトガル
●採取・製法 : 石臼や機械で新鮮なうちに擦りつぶしペースト状にする
・搾 る 圧力をかけて搾りだす方法や遠心分離機(デカンター)で分離させる方法で果汁を搾る
↓
遠心分離 搾った果汁を遠心分離機にかけ、オイルと水に分ける
●部位・形状 :3m~12mで枝は多く深い茂みを作る
●栽培と収穫:実は手摘みや、木の下にシートを敷き、木をゆすったり叩き落して集める
●成分
オレイン酸はオリーブオイル中の脂肪酸の約70~80%を占める
リノレン酸、パルミチン酸、アラキン酸、ステアリン酸
●効能・作用
オレイン酸は体内で
・血中コレステロールを滅らす
・胃酸の分泌を調整する
・腸を滑らかにし、腸の運動を高める
オリーブオイルは悪玉コレステロール(低比重リポタンパク質)を低下させる働きがあり、胃酸分泌を調節し、
腸の働きを活発にします。
加熱による酸化もないので 加熱調理にも安心して使え、植物油のなかで最も消化吸収がよく脂溶性ビタミンを含む
オレイン酸はとりすぎても体に無害ですが、カロリーは他の油と同じため、摂取のしすぎには注意が必要
解熱、血圧降下、鎮静、緩下、殺菌、コレステロール低下作用
高脂血症、高血圧、動脈硬化、胃酸過多、発熱性疾患に効く
●使用方法
ダイエット・・・・・・オリーブ1/2+プーアル1/3+連銭草1/2+サラシア1/2
高血圧・・・・・・・・オリーブ1/2+柿葉1/2+羅布麻1/2+明日葉1/2
動脈硬化・・・・・・オリーブ1/2+松葉1/2+ダッタンそば1
●風味
ほとんど香りはしない。 味覚: 若干の苦味と渋みがある
●その他
サラダのドレッシング、料理用油
石鹸や燃料油としても使用
日本には江戸末期に伝わるが現在小豆島のみ栽培
●バージンオリーブオイル~オリーブの果実を搾ってろ過しただけで、化学的処理を行わない一番搾りのオイル。
官能検査や酸度の違いによって「エキストラバージン」「バージン」「オーディナリーバージン」に区別されます。
中でもエキストラバージンオリーブオイルは、酸度が0.8%以下で最高級のオリーブオイルです。
●オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)~バージンオリーブオイルと精製したオリーブオイルをブレンドしたオイル。
以前は、ピュアオリーブオイルと呼んでいましたが、現在では単にオリーブオイルと表示する
●参考文献
・ハーブ検定テキスト
・家庭の中医学
・緑の薬局
・健康茶情報
・ハーブテイー薬草データベース
・薬膳情報net
・ハーブの香り
・サプリメントラボ