アッサム紅茶
アッサムはあまりクセがないが濃厚で力強い味わい。香りは比較的マイルドです。マサラティーやロイヤルミルクティーに合います。ダージリン、ニルギリと並び、インド3大紅茶の1つです。
アッサム種の茶樹から摘まれるアッサム紅茶は茶葉が大きく生産量も多く、味わいが濃くでるのでミルクティーに適しています。お茶が中国でしか採れなかったころ、イギリス人によりアッサム種のお茶の樹が発見され、イギリスで評判が高かったこともあり、アッサムにたくさんの茶園ができ、お茶の生産量が多くなっていきました。
●美味しい飲み方
ミルクティーに最適なのは、低温殺菌のミルクです。
見た目には、まったく違いがありませんが、実際に飲んでみると、低温殺菌のほうが、よりクリーミーで、生クリームのような味わいがあり、ほのかな甘みがあります。 ミルクティーにすると、低温殺菌のほうが、ミルクの臭みがでていないので、ミルクのクリーミーさと牛乳がうまく調和されていて、美味しいミルクティーになっています。
・高温殺菌の牛乳(通常の牛乳) = くさみがあるので、ミルクティーには向かない
これでミルクティーを入れると、少し雑味がでる場合があります
・低温殺菌の牛乳 = クリーミーでマイルドなミルク、ミルクティーに最適です
低温殺菌を使うと、なめらかでマイルドなミルクティーが出来上がります
日本で市販されている通常の牛乳は、高温殺菌(100度以上で数秒間)しているので、そのときのくさみ(こげ)が牛乳に残り、紅茶の味が邪魔されます。
● テイスティングしましょう
ミルクティーにすると、よりクリーミーな感じがします。スコーンによく合いそうなミルクティーができあがります。 低温殺菌を使うとマイルドで、よりなめらかな味わいにミルクティーになります。 低い温度で殺菌されたミルクを使うことが美味しいミルクティーを作る第一歩です
● ミルクの量について
お好みにもよりますが、1ティーカップ(約130cc)の紅茶に対して、8ccのミルクを加えます。
通常は、ミルクを加えていきながら、色で判断していきます。 あくまでも、個人のお好みの量のミルクを入れてください。ミルクティーおすすめの紅茶:アッサム紅茶 ウバ紅茶 キームン紅茶
ロイヤルミルクティー = チャイ レシピ
1.作る予定の紅茶量の半分より少し多目の水を鍋で沸騰させます。
2.ちょうど沸騰したころに紅茶(アッサムorスリランカ)を入れます。
(1ティーカップ分につき2.0~2.5g。小さじ大盛り1杯分)
3.リーフが開いて、成分が抽出されるのを待ちます。(弱火で約3分)
4.3分たったら、弱火のままミルクを加えます。(作る紅茶の半分量)
5.沸騰する少し前に火を止めて、鍋に蓋をして3分ほど蒸らします。
6.3分蒸らしたら出来上がりです。蓋を開けると、ミルクと紅茶が香ばしく薫ってきます.....
(補足事項)
*リーフを鍋に入れたあとは、かき混ぜないようにして下さい。
*ミルクはできるだけ低温殺菌牛乳をご使用ください。
●アッサムCTCについて
Crush Tear Curl 潰す 細かく砕く 丸める
●CTC紅茶とは、Crush(潰す) Tear(細かく砕く) Curl(丸める)の略で、あえて、細かくした茶葉(CTC茶葉)のことです。細かくすることにより、紅茶が抽出しやすくなり、味が濃くなってコクがでるので、ミルクティーに最適な茶葉になります● アッサムCTCの産地産地はインド・アッサム地方。 アッサム地方は夏は大変熱く、日光が強いため、濃厚な味のミルクティーに合う紅茶を作ることができます。 アッサムで作られるCTCが、世界でもっともミルクティーに合うCTCと言われています。
● ミルクティーのために作られた紅茶 このように細かい紅茶を作った理由ですが、細かく茶葉を砕くと、茶葉の成分がお湯に溶けやすくなり、より濃厚な味わいの紅茶ができあがるからなのです。 濃厚な味わいの紅茶になることにより、ミルクを加えても、紅茶の味がしっかり残ります。つまり、紅茶とミルクのバランスがいい、濃厚なミルクティーを作ることができます。
◇ ミルクティー用の茶葉には、濃厚な味わいが必要
◇ 濃厚な味わいのためには、茶葉は細かくなければならない
参考文献
・ハーブ検定テキスト
・アロマ検定テキスト
・百科事典(平凡社)
・家庭の中医学
・緑の薬局
・健康茶情報
・ハーブテイー薬草データベース
・薬膳情報net
・ハーブの香り
・サプリメントラボ